話したいだけ勝手に話してる

日本語ってむずかしい

もうなんでもいいから高杉晋助の話をさせてくれ

GIGAネタバレを含みます。

あくまで一個人の考えです。

 

 

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空知先生は二回も読者にトラウマ植え付けるな。

高杉さんの斬られるシーンで怖すぎて慌てて5ページぐらい飛ばして

読んで右左右と見て手を挙げて安全確認しました。

あ~~~~高杉さん生きてるよかった

って確認してからまた始めから読み直しました。

銀魂ってこんなに心臓痛くなる漫画だっけ?

 

もっとハートフルコメディじゃなかった?

 

それぐらい絶望感が凄まじかった。

きっと、一度私達読者は高杉さんが斬られたあのシーンは、銀さんが松陽先生を斬るシーンを重ねて見てしまったし、その後彼等にもたらしたものを見ていたからこそ、私は凄く心臓が痛くなったんだろうな。

 

私が高杉晋助についてなにが言いたいかって、過去に囚われて憎悪と復讐を糧にして、未来ごと壊そうとしていた男が、未来のために生きるのは悪くないって思えたことが本誌で知れたこと。

 

自分の罪を戒めるために、自分の憎しみを忘れないようにするために真っ暗な宇宙に出て行った男が今は、太陽の光に包まれた地球で未来を掴もうと生き抜こうとしてるんだよ。

 

なんで高杉晋助はあんなに松陽先生に拘るのかって聞かれたことあったんですけど、私は別に高杉晋助は松陽先生に拘っているわけではないと思うんですよ。

彼は、それこそ坂田銀時がやることなくて始めた万事屋みたいにどうして生きていいかわからない宙ぶらりんだった幼少期の学んだことを教えを貫き通そうとしているだけって思うんですよ。

教えに背いて破門になったつもりになって復讐のために生きようとしても、同門の奴らが殴って止めてきて高杉晋助自身も忘れかけていた彼の中にあった一本の芯を教えも約束も肯定してくるものだから、高杉晋助の生き方は復讐から未来を切り開くことにに変わった。

じゃあ、未来を切り開くって何って考えたら、昔自分の力不足で果たせなかった約束を果たすことが彼の中では存在していた。

 

一度復讐の道に身を落とそうが、約束や学んだことや教えが一時期は捻じ曲がったり歪んだりはしたけど、その一本の線は彼の中ではずっと変わらなかったんだろうな。

 

どれだけ傷だらけで死にかけようが、人間じゃなくなろうが、高杉晋助は、先生を助け出すという自分の分身みたいな坂田銀時と交わしたむかしの約束を果たそうとしている。

自分達の弱さが原因で憎んでも憎み足りないぐらいに腹が立って仕方がなかった結果に対して、大人になってもう一度、同門の奴等と手を組んで自分自身との約束を果たそうとしているだけなんだ。

 

彼は決して、松陽先生と会う事で自分の侍として生きた時間を肯定してほしいわけではない。

 

松陽先生と会う事で、救われたいわけではない。

 

ただ、自分自身との約束を果たそうとしている、それだけなんだ。

その約束を果たすことが松陽先生の救出に繋がったんだ。

高杉晋助は誰かのために生きるという大層な生き方をしているわけではない。

松下村塾高杉晋助は普通の人間で、せめて自分と交わした約束を守ろうとしている、たったそれだけ。

 

 

でも、いくら松陽先生か虚の欠片が彼の体に流れてるからといって、首が切られた時の痛みは心臓をつら抜かれた痛みは消えるわけじゃないんだ。

人並みに痛みを感じるし、人並みにしんどくて足を止めたくなったんだろう。死ぬほどの痛みがずっと戦いながら続いてる。それでも、死ぬことを許してはくれない。

高杉晋助には死んでほしくない。

死んでほしくないけど、あんまりにも今の彼の体の状態が酷くていっそ楽になってしまえば救われるのじゃないかって私は思ってしまった。

でも彼は止まれないし、楽になる事は彼の救いにはなるわけではないだろう。

だから、坂田銀時は一度自滅を選んだ高杉晋助を止めた。いつ朽ちるかわからない体だろうが、自分ではない他の誰かに希望を託して幕を終えることは、高杉自身が一番望んでない結末だと坂田銀時にはわかっていた。高杉晋助を助けた時の坂田銀時の表情はこんなところで死んで救われるタマじゃないだろって言っているみたいに見えて、死にかけようが傷だらけになっても約束を果たす時がくるまで、生き抜けって坂田銀時は伝えたかったんだろう。

 

そうなんだよ。

高杉晋助はあくまで未来の礎になるために命を落とすのではなく、自分のひん曲がっても決して折れることがなかった一本の芯を貫き通さないと高杉晋助は死んでも死にきれなくてきっと後悔するって坂田銀時は分かっていたんだろう。

結局何が言いたいかというと

 

 

 

 

高杉晋助は口下手で喧嘩と殴り合いでしか前に進むことができなかった不器用で頑固なただの1人の人間の男だよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、個人的には高杉晋助には死んでほしくないし生きて、松下村塾で銀さんに初めて勝った時みたいに大口開けて笑う高杉晋助が見たいよ。

 

話コロコロ変わるんですけど、今回高杉晋助は本誌で左手を失った描写があったけどスピチュアル的な意味で右手は未来、左手は過去の意味があるらしい。

左目は大切な人を亡くした時に失って、左手は今度は大切な人を守るために失った。

空知先生が何か意味を持って描いていたなら素敵だなって思いました。

 

そして、高杉晋助まだ生きているから、次号くるまでみんなが笑ってハッピーエンドを迎える可能性はゼロじゃないことを信じて次号を待ちたいです!!!!

ほら!NARUTOのサスケも腕失っても生きてさえいれば今めちゃくちゃ元気に第二の人生送ってるし!!!海坊主さんも両手失っても義腕で元気にハゲ治療に専念しているし!!!

生きてさえいれば未来は掴めるんだ

 

 

わたしまだ高杉晋助生存ルートあきらめていないからな!!!!!!!!!!!!!!!
 

 

 

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